先日、渋谷のBunkamuraでやっていたグッゲンハイム美術館展に行って参りました。
どれもこれも何度も見た作家でしたので、あまり興味は無かったのですが、
何かあるだろうと、そんな気分でした。
ありました。
ジャコメッティ。
彼の作品は、彫刻しか見たことがなかったので、
むしろ私は彼の絵画やデッサンの方に興味を持っていました。
油彩画の作品でした。感激です。
会場に入るとピカソやゴッホから始まって、
シャガール、マティス、カンディンスキー、ウォーホール、リクテンスタイン。
とにかくあれもこれもあります。
彼の作品はその中でも異質でした。
ジャコメッティーのその絵画は、非常に気持ち悪い霊気を放っていた。
どこかの霊能力者などに見せると、除霊したくなるんじゃないでしょうか。
ピカソは、形在るものをわざわざ破壊して見せ、
気持ちの良い無秩序として再構築しているだけに過ぎない。
ジャコメッティーは、
形に潜む元々から在る当然の事としての無秩序を、
ありのままに捉えようとしている。
非常に苦しくうかばれない作業であるがこれこそが芸術家の仕事である。
Date: 04.09.09
